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バングラデシュ人を介護で採用|制度・費用・宗教【2026年版】

日本の介護業界は、深刻な人材不足という課題に直面しています。

厚生労働省の推計によれば、2025年には約32万人、2040年には約69万人もの介護職員が不足すると予測されています。

これまで外国人介護人材の主な供給源だったベトナムやインドネシアでは、円安や自国の経済発展により人材獲得競争が激化。

そこで新たなフロンティアとして注目を集めているのが「バングラデシュ」です。

約1億7,000万人の人口を抱え、平均年齢27歳という若い労働力を持つバングラデシュは、親日国としても知られています。

家族を大切にする文化や、勤勉で学習意欲の高い国民性は、介護職との親和性が非常に高いと評価されています。

参考:United Nations Population Fund World Population Dashboard

本記事では、バングラデシュ人介護士の採用を検討している介護施設の人事担当者・経営者に向けて、採用制度から手続き、費用、宗教対応、定着支援まで、実務に必要な情報を網羅的に解説します。

この記事を読んでわかること
  • バングラデシュ人材の特徴と介護職への適性
  • 特定技能・技能実習など採用制度の違いと手続きの流れ
  • イスラム教徒を受け入れる際の実務対応と定着支援のポイント

1.バングラデシュ人介護人材が注目される背景

バングラデシュ人介護人材が注目される背景

なぜ今、バングラデシュ人材が介護業界で注目されているのでしょうか。

その背景には、日本の深刻な介護人材不足と、従来の送出国からの人材確保が難しくなっている現状があります。

ここでは、バングラデシュが新たな人材供給国として期待される理由と、日本との歴史的な絆について解説します。

日本の介護人材不足と新たな送出国への期待

日本の介護業界は、かつてない人材不足に直面しています。

2025年、いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者(75歳以上)となることで、介護需要は最大局面を迎えます。

厚生労働省の推計によれば、団塊の世代が後期高齢者となる2025年度には約243万人、現役世代が急減する2040年度にはさらに多くの介護職員が必要となり、需給ギャップは約69万人に達すると予測されています。

参考:厚生労働省 介護人材確保の現状について

この危機的状況に対し、政府は介護ロボットやICTの活用、高齢者・女性の就労促進といった施策を推進していますが、対人援助を本質とする介護において、マンパワーの確保は避けて通れない課題です。

これまで日本の介護現場を支えてきたのは、ベトナム、インドネシア、フィリピンといった東南アジアの人材でした。

特にベトナムは、技能実習生・特定技能外国人の最大送出国として大きな役割を果たしてきました。

しかし近年、円安の進行や送出国自体の経済発展、少子化により、これらの国々からの人材供給は減少傾向にあります。

韓国や台湾、欧米諸国との人材獲得競争も激化し、日本が「選ばれる国」としての地位を維持することが難しくなりつつあります。

こうした中、豊富な若年人口と親日的な国民性を持つバングラデシュが、新たな人材供給源として急速に注目を集めています。

親日国バングラデシュと日本の歴史的な絆

バングラデシュ人民共和国は、日本の約4割程度の国土に約1億7,000万人以上が暮らす世界有数の人口密度の高い国です。

特筆すべきはその若さで、平均年齢は27.6歳。世界で最も高齢化が進む日本(約48歳)とは対照的です。

参考:Population Pyramids

毎年約200万人以上の若者が労働市場に参入する一方、国内産業だけでは雇用を吸収しきれず、政府は国策として海外就労を推奨しています。

参考:Bangladesh Overseas Employment and Services Ltd (BOESL) Annual Report 2023-24

バングラデシュにおける対日感情は、単なる経済的結びつきを超えた歴史的信頼関係に基づいています。

1971年のパキスタンからの独立時、日本は西側諸国の中でいち早く国家承認を行い、以来、最大の二国間援助供与国としてインフラ整備や教育支援を継続してきました。

ダッカ国際空港や主要な橋梁など、国家の骨格となるインフラの多くが日本の支援によるものです。

参考:外務省 バングラデシュ人民共和国

また、バングラデシュの国旗(緑地に赤丸)が日本の「日の丸」と意匠的に類似していることも、国民レベルでの親近感を醸成しています。

こうした背景から、バングラデシュの人々は日本に対して「憧れ」や「信頼」を抱いており、就労先として日本を選ぶ強い心理的インセンティブとなっています。

2.バングラデシュ人の国民性と介護職への適性

バングラデシュ人の国民性と介護職への適性

親日国バングラデシュの人々は、明るくフレンドリーで、年長者を深く敬う文化を持っています。家族を大切にするその国民性は、利用者に寄り添う日本の介護と極めて高い親和性があります。

勤勉で学習意欲も高い彼らが、なぜ介護現場で頼れる存在となり得るのか、その理由を具体的に解説します。

家族を大切にする文化と高齢者への敬意

バングラデシュ社会において、家族は最も重要な基盤です。

国民の約90%以上がイスラム教徒であり、年長者を敬い、親の面倒を見ることは宗教的義務であると同時に社会的責務でもあります。

このような文化的背景から、高齢者の身体に触れ、食事や排泄の介助を行うことに対して「汚い仕事」という忌避感よりも、「徳(サワブ)を積む行為」「人生の先輩への奉仕」という肯定的な意味付けがなされています。

これは、利用者への敬意と尊厳の保持を重視する日本の介護理念と極めて高い親和性を持ちます。

実際に現場からは、「言葉遣いが丁寧」「お年寄りに優しく接する」「困っている人を見ると自然に手を差し伸べる」といった評価が多く聞かれます。

初対面でも気さくに接するフレンドリーな国民性は、利用者との信頼関係構築においても大きな強みとなります。

学習意欲の高さとコミュニケーション力

バングラデシュは「超学歴社会」として知られ、子供の頃の成績が将来の職業や収入を決定づける傾向が強い国です。

そのため、特定技能試験を突破して日本に来る層は、基礎学力が高く、学習習慣が身についている人材が多いのが特徴です。

日本語学習においても、ベンガル語と日本語の文法構造(SOV型:主語-目的語-動詞の語順)が類似しているため、言語習得のポテンシャルが高いとされています。

特に「てにをは」の助詞の使い方や語順において、他の言語圏の人材よりもスムーズに適応するケースが見られます。

また、英語教育が普及していることから、外国語学習への抵抗感も少ない傾向があります。

社交的で人と関わることを好む国民性も、介護現場での大きなアドバンテージです。

利用者やその家族、他の職員とのコミュニケーションを積極的に取ろうとする姿勢は、チームケアが基本となる介護の仕事において非常に重要な資質といえます。

男性人材の強みと介護現場での活躍

日本の介護現場では慢性的に男性職員が不足しており、力仕事や夜勤の担い手確保が課題となっています。

バングラデシュからの人材には男性が多く、この点でも期待が高まっています。

バングラデシュ人男性の強みは以下の点にあります。

人材特性・強み分析一覧

体力面での優位性 入浴介助や移乗介助など、身体的負担の大きい業務に対応できる
夜勤への積極性 長時間労働や夜勤に対する抵抗感が少なく、積極的に取り組む傾向がある
精神的な忍耐力 経済的に厳しい環境で育った経験から、困難な状況への耐性が高い
従順さと協調性 年功序列的な社会規範の中で育っているため、上司や先輩の指示に従い、組織の規律を守る意識が強い

これらの特性は、女性職員の身体的負担を軽減する「ワークシェアリング」の実現に貢献し、職場全体の働きやすさ向上にもつながります。

3.バングラデシュ人を介護職で採用できる3つの制度

バングラデシュ人を介護職で採用できる3つの制度

バングラデシュ人を介護職として採用する際に活用できる主な制度は、「特定技能」「技能実習」「在留資格『介護』」の3つです。

それぞれの特徴を理解し、自施設のニーズに合った制度を選択することが重要です。

特定技能:即戦力として活躍できる在留資格

特定技能は、2019年に新設された在留資格で、人手不足が深刻な特定産業分野において即戦力となる外国人材を受け入れるための制度です。

介護分野では現在、最も利用が拡大しています。

特定技能の主な特徴

特定技能の主な特徴

在留期間 通算5年(1号)、2号移行で無期限更新可能
日本語要件 N4相当以上+介護日本語評価試験合格
技能要件 介護技能評価試験合格
転職 同一分野内で可能
家族帯同 1号は不可、2号は可能
受入れ形態 直接雇用(登録支援機関への委託可)

特定技能の最大のメリットは、一定の日本語能力と介護技能が担保された「即戦力」人材を採用できる点です。

試験に合格していることで、入職後すぐに現場で活躍できる可能性が高まります。また、転職が認められているため、人材側にとっても働きやすい環境が整っています。

技能実習:じっくり育成する制度

技能実習制度は、発展途上国への技能移転を目的とした制度です。

最長5年間の在留が可能で、監理団体を通じて受け入れます。転籍は原則認められていないため、計画的な人材育成に適しています。

ただし、入国時にはN4レベル、2年目にはN3レベルの日本語能力が求められます。

在留資格「介護」:留学生からの採用ルート

在留資格「介護」は、介護福祉士の国家資格を取得した外国人が対象となる在留資格です。資格取得後は在留期間の更新に上限がなく、永続的に日本で働くことができます。

将来のリーダー候補や管理職候補として採用する場合に適したルートです。

制度選択の目安

現在の介護現場では、日本語能力と技能が一定レベル以上であることが担保され、かつ手続きが比較的シンプルな「特定技能」の活用が主流となっています。

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4.バングラデシュ特有の採用手続きと注意点

バングラデシュ特有の採用手続きと注意点

バングラデシュからの人材受入れには、他国にはない独自の手続きが存在します。

これは日本・バングラデシュ両政府間で締結された「協力覚書(MOC)」に基づくもので、悪質なブローカーによる中間搾取を防ぎ、労働者を保護するための措置です。

大使館認証とBMETを通じた出国手続きの流れ

バングラデシュ特有の最も重要なステップは、駐日バングラデシュ大使館での認証です。

採用から入国までの流れ:

採用から入国までの流れ(バングラデシュ)

01

採用活動・マッチング

バングラデシュ海外居住者福利厚生・海外雇用省(MEWOE)認定の送出機関を通じて、または直接候補者を選定します。

02

大使館認証重要

受入れ機関は、『要求書(Demand Letter)』『雇用契約書』『雇用条件書』などを大使館に提出し、認証(Attestation)を受ける必要があります。給与水準や労働環境の適正さが審査されます。

03

BMET手続き

認証済み書類を現地送出機関へ送付します。送出機関はBMET(バングラデシュ人材雇用研修局)への登録と、MEWOEからの承認レター取得や、スマートカードの発行手続きを行います。

04

在留資格認定証明書(COE)申請

日本の地方出入国在留管理局へ、在留資格認定証明書(COE)の交付申請を行います。

05

ビザ申請・E-Card取得

COE交付後、本人が在バングラデシュ日本国大使館でビザを申請。その後BMETからE-Card(出国許可証)を取得していよいよ出国となります。

大使館認証では、給与水準が最低賃金を下回っていないか、労働環境が適切かなどが審査されます。この認証がなければ、現地での出国手続きが進みません。

採用から入国までのリードタイムと送出機関の選び方

大使館認証やE-Card取得といった二重三重のチェックが入るため、内定から入国までの期間は通常4〜6ヶ月程度を見込む必要があります。

他国よりも時間がかかる傾向にあるため、余裕を持った人員計画が不可欠です。

送出機関選びのポイント

なお、すでに日本国内に在留しているバングラデシュ人(留学生や他の在留資格保持者)を採用する場合は、大使館認証やBMET手続きが不要となり、手続きが大幅に簡略化されます。

5.採用にかかる費用の目安

採用にかかる費用の目安

新たな国からの採用検討で、最も気になるのがコスト面です。

バングラデシュは手数料が高騰しておらず、適正価格での採用が期待できますが、大使館認証など独自の手続き費用には注意が必要です。

送出機関への支払いや渡航費などの内訳を整理し、賢くコストを抑えるポイントとあわせて具体的に解説します。

費用内訳と他国との比較

バングラデシュ人材の採用にかかる費用は、送出機関を利用する場合、以下の項目で構成されます。

主な費用項目と目安

費用項目 金額目安
送出機関への手数料 20〜40万円
渡航費用(航空券・ビザ申請等) 10〜15万円
国内手続き費用(行政書士等) 10〜15万円
月額登録支援機関への委託料 2〜3万円/人
初期生活支援費用(住居・家電等) 20〜30万円

バングラデシュは、ベトナムやインドネシアと比較して送出機関の手数料競争がまだ激化していないため、適正価格での採用が可能なケースが多いとされています。

ただし、大使館認証などの追加事務コストが発生する点は考慮が必要です。

コストを抑えるポイント

  • 国内在住者の採用
    日本国内に在留中のバングラデシュ人を採用すれば、渡航費や現地手続き費用を削減できる
  • 複数名の同時採用
    まとまった人数を採用することで、一人あたりの手続きコストを抑えられる
  • 登録支援機関の比較検討
    サービス内容と費用のバランスを見て選定する

初期費用は決して安くありませんが、定着率の高い人材を確保できれば、長期的には採用コストの回収が可能です。

目先の費用だけでなく、人材の質と定着率を重視した判断が重要です。

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外国人採用には初期費用や支援委託費がかかりますが、国の助成金を活用することでコストを大幅に抑えられる可能性があります。採用活動を始める前に、こちらの記事を読んで利用可能な助成金制度と申請要件を確認しておきましょう。

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6.イスラム教徒を受け入れる際の実務対応

イスラム教徒を受け入れる際の実務対応

バングラデシュ人材の受入れにおいて、宗教的配慮は避けて通れないテーマです。

宗教的配慮を『現場の混乱要因』と捉えるのではなく、『標準的な業務オペレーション』として落とし込むことで、円滑な受け入れが可能になります。

実際に受け入れている施設からは「想像していたより対応しやすい」という声も多く聞かれます。

礼拝・食事・ラマダンへの配慮方法

宗教に関する配慮の方法は以下を参考にしてください。

礼拝(サラート)への対応

イスラム教徒は1日5回の礼拝を行いますが、1回の所要時間は5〜10分程度です。

  • 休憩時間を分割して充てる方法が一般的
  • 早番・遅番・夜勤のシフト調整で、礼拝時間を業務時間外に誘導することも可能
  • 施設内の空きスペース(会議室の隅や更衣室の一角)に簡易的な礼拝スペースを設ける

重要
多くのバングラデシュ人は「仕事」を重視しており、緊急時や繁忙時には礼拝を後回しにする柔軟な対応が可能です。事前に本人と話し合っておくことがトラブル回避の鍵になります。

食事(ハラール)への対応

豚肉とアルコールの禁止は絶対的なルールです。

  • 社員食堂がある場合は、原材料表示(ゼラチンや乳化剤に含まれる豚由来成分など)を確認できる仕組みを作る
  • 持参した弁当を温めるための電子レンジを、豚肉製品用とは分けて提供する
  • 懇親会等でのアルコール提供時は、ノンアルコール飲料を用意する

ラマダン(断食月)への対応

約1ヶ月間、日の出から日没まで飲食を断つ期間があります。

  • 日中は水分補給もできないため、脱水症状のリスクに注意
  • この期間中は入浴介助などの重労働を午前中に配置する
  • 可能であれば夜勤中心のシフトに切り替える
  • 本人の体調を確認しながら柔軟に対応する

異性介助への対応と現場での信頼構築

厳格なイスラム教の解釈では、家族以外の異性の肌に触れることは禁忌とされる場合があります。

しかし、介護職として来日する人材の多くは、これが業務上の必須行為であることを理解しています。

外国人材受け入れ時の対応ポイント

採用面接時の確認

採用面接時に『異性の入浴・排泄介助が業務に含まれること』を明確に説明し、書面等で本人の同意を得ることが必須です。

利用者への事前説明

特に女性利用者やその家族に対して、事前に外国人男性スタッフが介助を行う可能性があることを丁寧に説明します。

段階的な信頼構築

最初は複数名での介助から始め、利用者との信頼関係ができてから単独介助に移行するなど、ステップを踏んで進めます。

同性介助の調整

羞恥心への配慮として、可能な範囲で同性スタッフが介助を担当できるよう、シフト調整や担当割り当てを工夫します。

宗教対応は「特別な配慮」ではなく、ユニフォームやシフト管理と同様の「標準的なオペレーション」としてマニュアル化することが、持続可能な受入れ体制構築のポイントです。

7.バングラデシュ人介護士の定着率を高めるポイント

バングラデシュ人介護士の定着率を高めるポイント

せっかく採用したバングラデシュ人材に長く活躍してもらうためには、計画的な定着支援が欠かせません。

特定技能は転職が認められているため、魅力のない職場からは人材が流出してしまいます。

キャリアパスの明示と生活支援体制の整備

せっかく採用した人材が早期離職してしまっては、採用コストが無駄になるだけでなく、現場の負担も増加します。

ここでは、バングラデシュ人材に長く活躍してもらうための具体的な施策を紹介します。

キャリアパスの可視化

学習意欲が高いバングラデシュ人にとって、将来の見通しが立つことは最大のモチベーションになります。

「出稼ぎ」意識から「キャリア形成」意識への転換を促すために、入職直後から具体的なロードマップを提示しましょう。

キャリアアップ・ロードマップ

入職1年目

日本語N3取得

資格取得により月給〇〇円アップの昇給が見込めます。

3年目

介護福祉士実務者研修修了

実務経験を積みながら、国家試験の受験要件となる実務者研修を修了します。

4年目

介護福祉士国家試験受験

3年以上の実務経験を経て、国家資格である介護福祉士の試験に挑戦します。

5年目以降

在留資格『介護』への切替

国家資格取得により、在留期限の更新制限がなくなり無期限就労が可能になります。家族の帯同も可能となります。

このような具体的な目標と報酬の連動を示すことで、長期就労への意欲を高められます。

生活支援体制の整備

異文化環境での生活は、想像以上にストレスがかかります。孤立を防ぎ、安心して働ける環境を整えることが重要です。

生活支援例

  • 同国人メンター制度
    先輩のバングラデシュ人スタッフがいれば、メンターとして新入職員をサポートする体制を作る
  • Wi-Fi環境の整備
    母国の家族との連絡手段として重要。寮にWi-Fiがない場合は整備を検討
  • 地域情報の提供
    近隣のモスクやハラールショップ、国際交流センターなどの情報を案内
  • 定期面談の実施
    月1回程度の面談で、業務上の悩みや生活上の困りごとを早期に把握

明確な評価制度

給与昇給のルールを明確化し、努力が報われる仕組みを整えることも重要です。

  • 資格取得に応じた手当の支給
  • 勤続年数に応じた昇給テーブルの明示
  • 日本語能力向上に対するインセンティブ

これらの取り組みにより、「この施設で長く働きたい」と思ってもらえる環境を作ることが、定着率向上の鍵となります。

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8.バングラデシュ人介護人材の採用を成功させるために

バングラデシュ人介護人材は、親日的な国民性と家族を大切にする文化を持ち、日本の介護現場との親和性が高い人材です。

採用には大使館認証など独自の手続きがあり、4〜6ヶ月のリードタイムが必要ですが、計画的に進めれば優秀な人材を確保できます。

宗教対応は「特別な配慮」ではなく「標準オペレーション」として整備し、キャリアパスの明示と生活支援体制で定着率を高めることが成功の鍵です。

彼らを共に働く仲間として迎え、介護現場に新たな活力をもたらしましょう。

記事を書いた人
butterfly-effect
行政書士法人バタフライエフェクト
行政書士法人バタフライエフェクトは、外国人の就労ビザ取得、相談のエキスパートです。上場企業様から小規模の会社様まで、これまで10,000件以上の案件を支援。就労ビザを踏まえた外国人雇用のコンサルティングも行っており、年間実績1,500件、ビザの専門家が多数在籍しています。
https://kigyosapri.com/visa/

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